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2024/04/30

故障予防に向けた点検のすすめ➃

1ヵ月に1回はタイヤ空気圧をチェック!

春爛漫の好季節、高速道路を利用し遠方に向かわれる方も多いのではないでしょうか?
2023年 ゴールデンウィーク中におけるJAFロードサービスの高速度道路出動理由の第1位は「タイヤのパンク、バースト(破裂)、空気圧不足」でした(JAFデータ)。
日頃、何気なく乗っている車のタイヤの接地面積は、タイヤ1本あたりわずかハガキ1枚分!その少ない面積で車重はもちろん、走る・曲がる・止まるという車の動きを支えています。

最近ではタイヤ空気圧センサーを搭載している車もありますが、まだまだ一般的な車にまで普及している状況ではありません。
タイヤの空気圧は1ヵ月で5%程度低下(JATMA調べ)するため、安全に車を走行させる為にも定期的なタイヤの空気圧の管理は必要となります。

また、製造後5年以上経過したタイヤはタイヤ販売店等での点検の実施、製造後10年を経過したタイヤについては、溝が残り外観上問題のない場合でも、新品タイヤへの交換をタイヤメーカーでは推奨としています。

多くのガソリンスタンドでは無料で使用できる空気充填機が備わっており、給油のタイミングに合わせてタイヤの空気圧チェックと状態の確認(ひび割れやキズ、膨らみがないか?残り溝はあるか?)を行なうと手間もかかりません。ご自身の車に装着されているタイヤの製造年を知り、せっかくの休日が台無しにならないよう、定期的なタイヤの空気圧のチェックと状態の確認を行うように心がけましょう。
(スペアタイヤ搭載車はスペアタイヤのチェックも忘れずに!)

※補足※
タイヤ側面(サイドウォール)のホイールに近い位置に製造番号が刻印されています。タイヤの製造年週はタイヤ片側のみに刻印されているため、車両に装着された状態では、すぐに確認できない場合もあります。
最初の2つの数字「22」が「22週目」を表し、最後の2つの数字「14」が「2014年」を意味します。
【左の画像ではタイヤの溝は十分ありますが、製造から10年経過しているので交換を推奨時期となります。】
スリップサイン(三角のマークがスリップサインを確認する位置)が表面に出てきたら、タイヤの残り溝が1.6mmになったことを示します。
タイヤ摩耗による使用限度は、残り溝の深さが1.6mm以上と決められています。 スリップサインが1ヵ所でも出ると整備不良として使用が禁止され、道路交通法や道路運送車両法の違反となります。
【内側の片減りに気づかず走行し続け、バースト(破裂)してしまったタイヤ】

タイヤには適正空気圧があり、車種ごとに指定されています。
大抵は車の運転席ドアを開けたところに、「指定空気圧」というシールが貼られています。(前後のタイヤで空気圧が違うこともございます。)