2025/12/22
中古車の「第三者保証」に入る前に知っておきたいポイント
──安心してクルマを選ぶためのチェックリスト──
中古車市場の拡大に伴い、購入時に「第三者保証」へ加入するケースが増えています。購入後の故障に備えられる安心できる心強い保証です。しかし、内容をよく確認しないと「思っていた保証と違った…」ということも。
保証に加入する前にチェックしておきたい大事なポイントを分かりやすくご紹介します。
1. どの部分が保証されるの?(保証の範囲)
保証会社やプランによって、対象になる部品はさまざまです。
• エンジンやミッションなどの大きな部品だけの場合
• 電装部品(ナビやセンサーなど)まで広くカバーする場合
• ハイブリッド車やEVのバッテリーは対象外になることも
「どこまで保証されるのか」を必ず確認しましょう。
2. 逆に、保証されないのはどんな場合?(免責事項)
次のようなケースは、保証の対象外になることが多いです。
• 経年劣化によるトラブル
• 改造車・カスタムが原因の不具合
• 事故歴が影響しているトラブル
• メンテナンス不足による故障
年式や走行距離による制限がある場合もあります。
3. 保証期間と料金もチェック
保証は、1年・2年・5年など期間が選べるものもあります。
• 月額・年額の料金
• 途中で解約した場合の返金の有無
• 修理費の上限金額
「いざとなったら自己負担が増えてしまう」ということがないよう、費用面も確認しておきましょう。
4. 故障したときの流れを知っておこう
多くの保証会社は、
“修理前に連絡すること”を条件にしています。
勝手に修理すると、保証されない場合も。
また、修理できる工場が決まっている保証もあるため、近くで対応可能かも確認しましょう。
5. 点検やメンテナンスの記録が必要なことも
保証を利用するためには、定期的な点検が必須になっている場合があります。
整備記録(点検の履歴)がないと、保証が受けられないケースもあるので要注意です。
まとめ:後悔しないためには「事前の確認」が大切
第三者保証は、中古車選びをより安心にしてくれる心強いサービスです。
ただし、保証内容はサービスごとに大きく違うため、
✔ どこまで保証される?
✔ 対象外になる条件は?
✔修理の上限はいくら?
✔ 故障時の連絡先や手順は?
といった点をしっかり確認することが大切です。
日本ワランティ協会では、第三者保証会社と、第三者保証の提供に賛同いただいている賛助会員の販売店とともに、消費者の皆さまの利益保護を第一に考え、安心してカーライフを送っていただける「第三者保証」を推奨しています。
ワランティ協会賛助会員一覧